2021年シーズンは終了しました

かまくら応援隊、活躍中!

かまくら作りや維持管理、「かまくらの里」の整備やシーズン終了後の撤去作業までを一貫して行っている「かまくら応援隊」。地元、外様地区の男衆(おとこしょ)を中心に構成され、隊員数は25名。平均年齢は70歳以上!

お正月が明け、ちょっと落ち着いたころから、かまくら作りがはじまります。 その日に作業ができる応援隊が朝の9時ごろに集まり、詰め所になっている「かまくらハウス」でお茶を飲みながら、時には差し入れられた落花生を食べながら、その日の作業内容の打ち合わせを行います。

かまくらを作るには、除雪機で雪を飛ばす人、その雪を踏み固める人など、作業の分担と連携が重要。 誰に言われるまでもなく、それぞれが必要となる役割をそのときどきでこなしながら、1月下旬の「レストランかまくら村」のオープンまでに、20基以上ものかまくらを作ります。

お昼になると、それぞれが自分で昼食を皿に盛り、食べ終わると自分で皿を洗います。かまくらハウスの台所に置かれたマグカップには、それぞれの名前や「役職」が書かれています。

応援隊の「隊長」をはじめ、かまくらを上手にかっこよく作れるメンバーは「棟梁」、声が大きい「交通部長」、ミニかまくらに毎夕明かりを灯す「灯明部長」など、それぞれにあだ名や役職がついています。

2週間おきに行う親睦慰労会で“飲みニュケーション”しながら、和気あいあいと活動しています。

かまくらが終わると「かまくらロスになっちゃうんだよ…」とつぶやくメンバーもいれば、「かまくらの上で死にたい(笑)」と豪語するメンバーも。すかさず「いや迷惑だから、それはやめてくれ」という突っ込みが入ります。

「今まで一度もケンカしたことがない」という話にうなずけます。

かまくらの作り方

大人が数人入れる大きなかまくらは、丈夫な生地で作られたバルーン、通称「かまくら君」を使って作ります。

バルーンを空気でふくらませ、その周りに除雪機で雪を飛ばし、数人で雪をしっかり踏み固めながら壁を作っていくという方法で、 短時間で形の整ったかまくらを作ることができます。

もっとも大きいかまくらになると、壁の厚みは 1メートル近くにも!

かまくらの形ができあがったら、入口部分をシャベルで堀り、バルーンの栓を開けて空気を抜くと完成です。

百聞は一見に如かず! かまくら作りの様子を、動画でご覧ください。

かまくらの形や作り方は試行錯誤を重ねた末、お椀をひっくり返したような現在の形となっています。また、たくさんのかまくらの入り口が同じ方向に向くように、といったこだわりも。

かまくら作りに使われるバルーン「かまくら君」は、ハンググライダーを製造する地元企業の協力による特注品。「内部の構造は企業秘密」なのですが、このバルーンは販売もしていて、購入するとかまくら応援隊による、かまくら作り伝授の出張サービスを受けることもできます。

市内外から要請を受け、かまくら応援隊がこのバルーンを持って、かまくら作りに出かけることもあります。

ちなみに、完成したかまくらのメンテナンスも必要です。雪が解けたり、雪が締まって30センチくらい沈んでいくかまくらもあります。1か月間、美しく安全にかまくらを整え続けることも、かまくら応援隊の重要な仕事なのです。

特区を活用したどぶろく作りにも挑戦!

2019年(平成30年)シーズンには、飯山市のどぶろく特区制度を活用し、 かまくら応援隊の隊員で旅館「ヒュッテ鈴荘」を営む鈴木誠一さんが、 地元の良質米を使った「どぶろく かまくらの里」の製造にチャレンジしました。

指導してくれたのは「北光正宗」が人気の地元の酒蔵、角口酒造店の杜氏、松村裕也さん。合計300本を製造し、レストランかまくら村などでの提供や販売をしました。

かまくら応援隊レディースも活躍中!

外様地区の女性たちが中心となった「かまくら応援隊レディース」 も活躍中。「レストランかまくら村」での受付や案内業務、のろし鍋の調理などを担当しています。

かまくら応援隊ニュース

2019年は3つの賞をいただきました。

2019年11月 国土交通省「地域づくり表彰」 全国地域づくり推進協議会会長賞 受賞

創意工夫を活かした個性的な地域づくりの優良事例を表彰するもので、かまくら応援隊は「全国地域づくり推進協議会会長賞」をいただきました。

2019年8月 令和元年度飯山市表彰 功労表彰

長年にわたり「かまくら祭り」の運営を支えるとともに、祭りを飯山市の新たな冬の風物詩に成長させるなど、地域の振興に多大な貢献をしたことで表彰されました。

2019年3月 長野県「しあわせ信州地域づくりアワード」受賞

住民や地域づくり団体が持続可能な地域づくりを目指して取り組む活動・事業や、公民館の学びの活動成果を、学びと自治の観点から評価、顕彰するもので、かまくら応援隊による「かまくらの里」設置・運営の地域づくりの取り組みが評価されました。